おいしいおひるごはん

おいしいごはんを求めて日本全国たべ歩き。子育て後の自由ライフをつづります。仔猫を保護すると仔猫に没頭します。

【閉店】  Mシェフを偲んで....

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11月8日のサッカーの試合の後、本来であれば

サポーターの友人たちと別れ、鴻巣市のイタリアンレストラン

Aさんのワインの会に行く予定でした。

しかし、ワイン会は中止になりました。

ワイン会の6日前の11月2日に、オーナーシェフである

M氏が41歳という若さで急逝されたために...

A( お店の公表を控えております )

イタリア語で「さぁ、行こう」という意味のイタリアンレストランは

シチリアで修行をされた、Mシェフにより2004年にオープン。

モダンでありながら暖かみのある建物は、鴻巣市ののどかな田園風景に

不思議ととけ込んでいます。

オープン以来、シャンソン歌手である私の母が、お店でLiveを開かせてい

ただていた関係から、家族ぐるみでお世話になっていたお店でした。

埼玉のお片田舎にあるとは思えないクオリティの高さ、なによりもMシェフの

お料理やワイン対する情熱が感じられるお店でした。

オープンして4年、常連さんも増え、全てはこれからというときだったのに..

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あまりに突然の早すぎる死は、やりきれないもので

私はしばらく考え事ばかりしていました。

たとえば、私が書いた記事について

Aは私にとっては、実家の両親を含む家族とすごす大切な特別な

レストランだったので、1人でも多く人にこのお店を紹介したい・・・

そうしたら、美味しいお料理と、大切な人と過ごす楽しい時間をつくっていただい

ている事への、少しでものお礼になる。との思いで記事をかいていました。

それが、こんな悲しい気持ちで自分の記事を読み返す事になるとは..と嘆いたり

最期に伺った日、私はあろうことかデジカメを忘れてしまったのです。

「今日、カメラ忘れちゃったの.. 」

といったときの、シェフの、ちょっとがっかりした顔が思い出され、悔やみました。

私は、「もうじき一眼レフを買うから、そしたら晴れた日にランチの写真を撮りにくるわ」

とシェフと約束をしてお店をあとにました。

その約束を、果たすことができなくなってしまった。

9月に一眼レフを買った後、チャンスは何度もあったのに....

私はいつも思っていたのです

「Aさんだったら、これからいつでも、いくらでも行くことができるわ」.と

ブログを始めて一年余、新店をもとめることで、Aへ通う足が

遠のいていたことを、後悔する日々が何日が続きました。

ブログも少しお休みを頂きました。

その間、たくさんのコメントをただいた中に..

「シェフの人柄や仕事を語りついであげることが、シェフの供養になるよ...」

との文章をみつけ、、

もう悔やんで、悲しんでもなんにもならないと気が付いた私は

その日に時間をつくり、当然のごとく休業をしているAにでかけました

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朝は曇っていたのに、午前中の仕事を終えて、お店に到着したころは快晴に....

いつもであれば、ウェイティングの出来ているランチタイム

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ウェルカムボードには臨時休業のお知らせがありましたが

私が、お店の写真を撮っている最中も、来店し、このボードを

見て帰っていくお客さんが後を絶ちませんでした

オーナーと客を失ったレストランを撮影するのは、決して嬉しいことでは

ありませんが、何かをしたいと思う私に、できる行動というのがこれしかなかったのです

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エントランスに近づいて・・

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いつも私たちを迎えてくれていた、シチリアポートレート

当時メッシーナの選手だった柳沢(現京都サンガ)のミニTシャツの先に、

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11月8日のワイン会のフライヤーを見つけたときに....

本当に悲しい気持ちになりました。

ワイン会を、私はとても楽しみにしていました。

前回のワイン会の記事を読み返しては、今度のワイン会でのワインとイタリアの

食材を期待してにやにやし、あと、何日...と指折り数えていたのです。

当日も配られるはずだった、ワインと食材のリストが載った手書きのフライヤー..

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自宅に戻った私は、それを拡大しプリントアウトして、ひとつひとつネットで調べ、

ひとりバーチャルワイン会を開きました。私なりの追悼の行動として...

ワイン1本、チーズの1つ...Mシェフがこのワイン会のために選んだ

一品であっただろうから

それを、私の記録として、前回のワイン会の記事と同様に追記に

記しておきます。興味のある方は見てくださいね。

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お通夜には、実家の両親と家族と出かけました。

ご家族の姿を見るのはつらく、お弟子さんであろう若いシェフを始め

従業員の方が号泣されている姿を見て、シェフの人柄を改めて感じました。

誰もが彼の死を悼んでいました。

お通夜の席で伺った話では、生前、Mシェフは「風邪一つひかない」と

ご自分の健康に自信をもっていたそうです。

けれど、実際、オーナーシェフというのは過酷な仕事であったとの

ことでした、そんな中で、ワイン会を開くということは通常の業務でさえも

大変な中、さらなる労働時間が加わることとなることでしょうし、それを

おしてもワイン会に力を入れていた、Mシェフの、料理とワインにかけた情熱

は計り知れないものです。

普段はとても控えめな方でしたが、お料理の食材やワインの話になると

変わらない控えめな物腰の中、瞳をきらきらさせてお話しなるのが印象的

でした。

そんな彼の情熱が、知らず知らずのうちに、彼の健康を害していたのかな?

とおもうと、つらすぎるという気持ちなかにも、彼の死というのは神様に、

選ばれてしまった。そして召されてしまったのかな?と思わずにはいられません。

しかし、それは残された家族の方にはつらすぎる死であることにはかわらないのですが...

そして、帰り道。私たち一家は、早速レストラン難民になりました

お料理もお酒も、お店の雰囲気も全員が満足するレストランがみつからないのです。

自分の記事を読み返したとき、動画もあったせいか、幸せで無邪気な光景が

あふれていて我ながら感心したのですが

Mシェフを失って、レストランという場所が、家族や恋人友人・・愛する人との歴史

をつくる重要なステージであるということを、改めて、身に染みて感じました。

私たち家族は、何度、Aで幸せなひとときを過ごしてきたことでしょう..

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Mシェフのお料理は、もう二度といただくことが出来ないけれど、シェフと家族の

記憶として、私の記事が私自身の宝物になりました。

Mシェフは、私がAの記事を書いていることを喜んでくれては

いたけれと、インターネットに通じた人ではなかったようです。

いわば、根っからの職人だったのでしょう。きっとモニターをとうして

記事を見てはいないはず...

だから、この記事を書き終えたら

全て記事をプリントアウトし、彼の墓前か仏前に届けたいとおもっています。

小さなお子さんがいて、お店に出ることはなかったけれど、中休みには、

一生懸命、仕込みを手伝っていたという奥様にもお礼を言いたい..

ご家族が心安らかに過ごせる日は、まだ先かも知れないけれど

その日がくることを影ながら祈っています。

そして、今、私は、お店のウェルカムボードに書かれた

「お店の再開の時には、改めてご連絡をします」という記載と、

ある情報から、Mシェフ亡きあと、必ずいつか、Aが再開されるとこと信じています。

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再び、Aで大切な人と乾杯ができる日が来ることを、ずっとずっと祈っています

Mシェフ、今までありがとう、そして、ごちそうさまでした。

あなたのお料理、Aで過ごさせていただいた楽しいひとときを

一生忘れません。天国でどうぞ、安らかに...。

                     

                                        Kyoko007

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※過去の記事

●訃報に... 

●鴻巣市Amuninni(アムニンニ)のワイン会に行きました

●鴻巣市Amuninni(アムニンニ)の生ウニソースのリングイネ

●鴻巣市Amuninni(アムニンニ)のフォエグラ....

アムニンニの記事をこちらのタグにもまとめてあります ・amuninni

実弟の書いたmixiの記事はこちらです

《お願いです》

アムニンニのレビューを書かれた方で、もしもこの記事を読まれた

方たがいらしゃったら、どうぞトラックバックをしてください。

また、アムニンニを訪れたことがある方( でも、そうでなくとも )

コメントを残してくださったらとても嬉しいです。どうぞ、おねがいいたします。

●追記:長い記事をお読み頂き、ありがとうございました。

 このの記事を書かないと、気持ちの整理がつかず、新しいお店のレビュー

 を書くことができませんでした。

 お店の再開に希望がもてたことが、今は一番うれしいです。

 このことがあって、私は今まで以上に大切にレストランの一皿一皿と向き合う

 ようになると思います。

 今後は私自身の仕事も佳境にはいりますが、また、ゆっくりペースですが

 新しいお店をご紹介して行きたいと思っています。皆様どうぞよろしく。

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第4回 アムニンニ ワイン会 11/8(土)

■ワインリスト

 ・スプマンテ ヴァルドゥピアデーネ プロセッコ (ヴェネト)

 .白ワイン  1.ドンナガータ リゲア (シチリア

         2.ファジオ ミューラートィガウ (シチリア

   

         3.カディー ボスコ クルテフランカ (ロンバルディア

   

         4.ピエロパン ソアーヴ クラシコ ヴァロッガ (ヴェネト)

 ・赤ワイン  1.アヴィティ ノベッロ 2008 (シチリア

         2.モヴィア ピノネロ (スロベニア

 

         3.クスマーノ サガナ 2005 (シチリア

         4.ヴィヴァーニ アマローネデュラ ヴァルボリッチャラ 2004

                                     (ヴェネト)

         5.バローネ リカーゾリ カザルフェッロ (トスカーナ

  ■MENU   ・オリーブ IMG_7667_1.jpg

         ・サンダニエーレ プロシュート ボーンイン

         ・ブルスケッタ

         ・モンドール チーズ

         ・ファッロの赤ワインリゾット

           ※ファッロ=スペルト小麦 にたまごんちゃんのブログを参照

                                     させていただきました

  

         ・マルゲリータ Pizza IMG_0am009_20081125104908.jpg

         ・モッツァレラ ブッフォラ のカプレーゼ IMG_7668.jpg

         ・リードヴォーのセモリナフリット 

           リードヴォー(仔牛の胸腺と膵臓)にセモリナ粉をつけて

            フリット(揚げ料理)にしたものですねきっと

          etc

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